2016.09.23
第135回県大会
第135回北信越高校野球長野県大会
夏の甲子園が終わり、1、2年生の新チームが始動している。
息子のチームは順調に地区予選を勝ち進み、最大のライバル上田西高校との決勝戦
14対0 で5回コールド負けを喫した。
とは言っても県大会出場は決めている。
とは言っても、この敗戦は尾をひく気がする。
高校野球、夏の甲子園行きを決める大会は、一発勝負のトーナメントである。
負ければ終わり、高校生の心の動揺が大きく試合に影響してどちらが勝つかは
時の運
なので高校野球にはドラマがある。
しかし、来年の夏に向けて勝負はもう始まっている。
佐久長聖 対 上田西
ここ4年間の夏の甲子園大会に交互に出場しているライバル校同士で同地区という
こともあり対戦の機会も多い。
肝心なのは甲子園をかけたここ一番での勝利だが、肝心ではない試合も含めて相手
との対戦を有利に進め、力を示しておくことは大切である。
そう考えると、今回の敗戦は肝心な試合ではなく、投手の育成を含めて試合の目的
も多々あり、負けるのは計算のうちとはいえ、あまりにも一方的な負け方をしてし
まった。
初回に7点を取られて意気消沈、全く挽回の盛り上がりがなかった。
劣勢に立たされたときに押し返す「気持ち」の部分が欠けていたように思う。
(いわゆる 気持ちが切れた ということ)
劣勢を挽回する気持ち、と言葉でいってもそう簡単なものではないが、そこを挽回
できるメンタルのタフさ、あるいはメンタルの技術がなければ甲子園には行けない。
県外からも多くの有望選手が集まり、最高のスタッフが指導する県内最強集団である
彼らは能力が高い。
しかしその能力を生かすも殺すも気持ち次第。
そこのところができないと、110人もいる部員の残り90人も浮かばれないと
いうものだ。
この敗戦が苦手意識となり、自信喪失となり、県大会でも精彩を欠く戦いとならな
ければよいのだが。
この敗戦を糧にした戦いを選手に期待したい。