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2017.04.14

墓碑銘

友人というと怒られるだろう  (俺はお前の友達か?)

知人というと他人行儀になる

やはり先輩だろうか。 (どうでもいいけど次いつ?)

 

25年間あっという間だった。

矢のように過ぎた時間は楽しかった。

 

出会いは青年会議所だった。

9歳年上の先輩として様々な活動を通して知り合い、引き立ててもらい、いつしか

先輩後輩の垣根を越えてなんでも話し合える人となった。   (俺は相談員か?)

もとより、今も変わらす人嫌いで付き合いの悪い私を連れ回して、様々な人とのつな

がりを作ってくれた。  (感謝しろよ)

 

仕事でもない、プライベートでもない、社長としてのプライベートな時間といえば

いいのか、その時間を豊かにしてくれたのもこの人だった。

(俺を誰だと思ってるんだ)

JCの事業で徹夜をしたり、輪島の大会で酔っ払って海に飛び込んだり、海外ミッシ

ョンでは香港の街を端から端まで歩き回ったり、長野や東京の、ありとあらゆるうま

いものを食べ、ワインを飲み歩いた。

一見無駄とも思われるこれらの経験は私の人間としての素地となっている。

(無駄で悪かったな)

 

口の悪さは一級品、褒められたことなどほとんどなかった。 (だから?)

しかし不思議と人気者で、周囲に人の輪が絶えた事は無かった。

 

口は悪いが人には気を使った。

とそれ以上に自分にも気を使っていた。

年に一度の人間ドックは常に最高の病院を探し求め、ジムにも通い、アンチエイジング

もこまめに行っていた。

六十を目前にして老いることに抵抗し続けていた。

 

が、老いる前に逝ってしまった。

ある日突然にくも膜下出血で倒れ、意識が戻らないままだったという。

 

遺体との対面は辛かった。

スーツにシャツにネクタイに、いつものように全てラルフローレンで統一した

スマートなスタイル

そのスタイルのまま老いるところを見せることなく、病で弱るわけでもなく我々の前

から去っていった。

せっかちな性格そのままに。

 

寂しくなった。

私も少し、生き方変えようと思う。

 

 

墓碑銘

荒井久也  長野生まれ

口は悪いが人気者

さびしがりやで人が好き

ラルフローレンとワインと仲間をこよなく愛した五十九年

 

 

荒井さん、さようなら また今度      (こんどっていつだ?)