2017.07.21
宮下さんを送る
無事これ名馬
特段用意していた言葉ではなかったが、退職の挨拶をしている宮下さんの姿を
みていたら、この言葉が頭に浮かんだ。
平成元年、当時営んでいたラーメン屋をたたんで42歳でこの世界へ飛び込ん
できた。(ラーメン屋はうまくいかなかったなーとぼやいていたことを思い出す)
以来、飲食店や医療機関の廃棄物の回収一筋28年。
60歳なんて還暦のお祝いするまでもなく元気で当然のように雇用延長、そして
契約社員として働いていただいた。
小柄でそんなに馬力のある方ではないと思うのだが、毎朝5時からの仕事を休む
ことなく淡々と、いやひょうひょうとこなしていた。
ご本人も会社もまだまだやれる、という感じではあったがいつかは幕を降ろさな
ければならない。
「若い者にチャンスを与えてください」と私からお願いした。
宮下雄次
無事これ名馬
名社員であった。