2021.02.15
結末の変更
巣篭もり映画館
昔みて気に入った映画が「見放題」に追加された
CAST AWAY
国際郵便Fedexの有能な社員であった主人公が、ある時航空便の墜落とともに
太平洋の島に流されて、4年間の漂流の後に生還する
が、本人は死んだものとして時は流れ、婚約者も他人と結婚するなど全てを
失ってしまう
この映画のラストシーン
漂流中の心の支えにしていた「荷物を届ける」という使命を最後に果たすべく
荷物を届けると、もう彼は全くの自由だ(全てを失ったとも言える)
主人公が、だだ広い十字路にポツンと佇むと、棒切れを放り投げて指した方向へ
進み始める、というちょっとさびしい結末だ
なんの束縛もなく、自分の行く道を決めるこのシーンみたいな場面が、いずれ自分にも
訪れないかな、と密かに思い描いていた好きなシーンだ
が、久しぶりに見たそのラストシーンは、棒切れを投げるシーンはなし
Fedex最後の仕事として、荷物を届けたチャーミングな荷主とのやりとりがあり、
十字路にポツンと佇み、最後に荷主が去っていった道を見定め、自分を支えてくれた荷物
とその荷主に運命を感じたかのような笑みで映画は終わる
彼女との出会いを予感させる幸せな結末だ
わずか数分の場面でストーリーも変わっていないのだが、これだけ余韻が違うという
のも珍しい
というか、なぜ変えたのだろう
いや、本当はもともとこうだったのか、自分が他の映画と混ざり合って記録違いを
しているのだろうか、、、
元の映画を観てみたい