2023.02.3
18から20へ
ようやく 夏の甲子園大会のベンチ入りが20人へと増えた
ようやく(高野連としてはシブシブだろうけど)だ
甲子園のベンチ入り人数は
制限なし→14(1928年)→15(1978年)→16(1994年)→18(2003年)
と変遷している
エースは完投(連投)、9人で戦いきる
という時代から徐々に変わってきているのだろうが、ついこのあいだまで16人
だったというのも驚きだ
じつは地方大会はとっくに20人のベンチ入りとなっている
なので、この2人の差が、甲子園出場の歓喜とは裏腹に、「辛い選択」となる
のである
高校野球は9人で戦うものではない
控えの選手にも、単に野球のうまさだけではない役割、つまりチームの士気に関わる
重要な役割がある
ムードメーカーや、ひたむきに練習を頑張った選手がベンチにいることが、チームを
一体化させ、出場選手の支えにもなる
控え選手の選び方というのも、その高校の(監督の)姿勢が見て取れる
甲子園もようやく20名の枠になったが、本当は25人くらいでもよいと思う
高校野球は、たとえ試合に出られなくとも、ベンチに入って共に戦う、という
経験が、辛く苦しい練習への報いとなるからだ
ベンチに入れなかった多くの選手を見ながら、そう思う