2024.10.24
視察研修 20241017
コロナが明けて、2019年以来5年ぶりの
長野県資源循環保全協会 = 産廃業の業界団体
視察研修に行った。
今回はなんといっても、能登地震の災害廃棄物対応を見なければ、の思いで協会
に提案して実現した。
2月1日の仮置場開場から作業に入った時からどう変わったか、、、
桁違いの規模であった(当たり前だが)
以前はワンショットで写せる置き場が、今や一品目ワンショットの広さで、
ソフトボール場4面プラス、駐車場や広場など全面を仮置場としている。
なかでも多かったのが、木くず
木造家屋がほとんどなので、解体が進むにつれて膨大な量が搬入されていて、
とても県内だけでは処理しきれずに、県外搬出も始まっている。
仮置場で分別されたら、それぞれの処分先へ搬出される。
同じ輪島市内には門前クリーンパーク最終処分場がある。
20年余をかけて計画した処分場なので、今回の災害を想定していたわけではないが、
ちょうどオープンのタイミングで、災害廃棄物受け入れが始まり、重要な役割を果た
している。
能登地震からの復旧には
建物解体 →仮置場管理 →廃棄物処分
この三つの柱のうち、特に最後の部分が詰まってしまうと、全体が滞ってしまうので、
災害現場近くに処分場があることは、早期の復旧には重要なのだ。
とはいえ、災害廃棄物の片付けは始まったばかり。
通りすがりの建物は、ぽつらぽつらと解体が入っている程度だし、道も崩落して横を
応急処置で通っている程度。
腰を据えて復興をしていかなければならない。そして我々にも、その現場を担っていく
使命がある。
いつか、仮置場がもとのソフトボール場になるその日まで。