2025.03.17
感想文 -直木賞-
読書習慣づくりの続き
「本屋大賞」は読みやすいことはわかっていたが、「直木賞本」には
じつはあまりいい印象を持っていない。
直木賞といえば、数ある文学賞のなかでも、芥川賞とならんでもっとも有名だ
と言って良いだろう
なので何冊か読んだことはあるのだが、これがあまり面白くなかった
私の直木賞の理解としては、
プロが選ぶプロの小説=文章の骨格や構成がしっかりしていて、物語の進行も
一本太い筋が通っている
となる。
なので、直木賞本は避けていたのが、今回はまあ読んでみるかとなった。
(これからたくさん読むことになるので)
で「藍を継ぐ海」
直木賞なのに短編?と驚いたが読み応えがあり、かつ面白かった
新鮮だったのが、短編それぞれに「地質学」「天体学」「生物学」などの知見
に裏付けられてストーリー展開で、新しい知見(世界)を体験できたし、
登場人物の描き方も奥が深く、没入できた。
やはり、本の骨格の部分で「本屋大賞本」より一段格が違うな、という感じだった
(これならば、直木賞本も読めるな)
が、しかし