2025.03.13
感想文 -本屋大賞-
に従い、本を読んでいる
習慣一発目に読んだ「肩をすくめるアトラス」があまりにも難解だったので
少し軽めを狙って、平安堂をぶらぶらしてみた
で、本の帯に釣られて何冊か読んでみた(他にも読んだが)
本屋大賞は最近注目で、まあハズレはない、読みやすい本である
で、「アルプス席の母」
帯をみて、最初のページを読んで「これは泣けるな」と確信した
息子の野球を、子供の頃から見守り、私立強豪校で甲子園を目指す母たちの
物語だ。
異色なのは、高校球児たちの汗と涙ではなく、父母、もっというと、父母会
だとか監督、コーチとの関わり、それら人間関係や葛藤に焦点をあてたこと
である。
読み進めると、私にとっては小説ではなくドキュメンタリーだった。
(作者は相当元球児の母に取材したな)
物語の筋を追いながらも、頭を駆け巡るのは、当時の悲喜交々、いや悔喜交々
の感情であった(せっかく眠っていたのに)
もっとも小説としてはよくできていたので満足でした、と。
「禁忌の子」も最初のページを読んで「おやっ」と思って、ミステリーとも
知らずに購入
ミステリーだけに展開が面白く、とてもスイスイと読み進められたので満足
でした、と。
本屋大賞の本は、気楽に読める=デイリーワインのような位置付けかな。