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2008.11.12

税金の番人

みすず工業の強みに技術力がある。

廃液のリサイクルや適切な処理という、あまり取り組む企業が少ない狭い分野で技術力を掘り下げていけば、地方の小さな会社でもトップランナーになれると思っている。

したがって技術開発はみすず工業の生命線ともいえるため日夜開発に努めているが、その成果のバロメーターになるのが助成事業の認定だと思っている。

そのひとつが長野県の 「経営革新計画」 の助成事業の認定で、みすず工業の技術革新による新事業の計画が県に認められたというわけだ。ただし助成事業であるので審査であるとかその後の経過報告は非常にきびいい。

P1000117.jpg

今回は  「会計検査院」 なる部署から検査があった。

耳にしたことはあったが、なかなかなじみのない国の機関である。

簡単にいうと
税金を正しく納めるかどうかを監視するのが国税局や税務署であるならば

集めた税金が正しく、無駄なく使われているかを監視するのが 会計検査院 ということになるだろう。

事前に県の担当者から何度も確認が入ったり準備をしてきたりしてどんな人が来るのだろうと戦々恐々として待っていた。

年のころは30前後グレーのピンストライプのスーツに、知る人ぞ知る三陽山長の茶靴をはくなかなかの洒落者である。

今回の計画に関して詳細に確認をしていき、疑問点を納得するまで説明を求めるなど、「税金の番人」 として自分の後ろには誰もいないのだという使命感を感じ、法律論を基本に置きながらも業務の実態を的確にとらえ、対象となった革新計画の本質を審査しようとするその仕事ぶりには感銘を受けた。

結果は何事もなく適正な助成であるということで終了した。
県の担当者の方も3人同席したが、その気の遣いぶりをみていると 「泣く子も黙る会計検査院」 なのだろうなと勝手に思ってしまった。

今回の調査官は仕事ぶりは厳しいがあたりがソフトであり好感がもてるひとであったが、必ずしもそういうひとばかりではないかもしれない。

もう一つ、技術開発で助成を受けた事業がある。
「その時には、環境省担当の調査官が来るのでよろしく」との調査官の言葉に少し身構えてしまった。

いい勉強になった。