みすず工業には多くの利害関係者がいる。

廃棄物を排出する事業者、薬品だとか消耗品その他もろもろを購入している業者、株主、そしてこの大豆島という地域で仕事をさせていただいている地域住民、もちろん社員や社員の家族も、忘れてはいけない株主も。

すべての利害関係者にとって　「必要とされる」　みすず工業を目指すのは言うまでもないことだが、こいつらには必要とされなくてもいいかなというやつもいる。

善光寺から引っ越してきたのだろうか　ハト　たちが第１、第２工場に住みついている。

夏は暑いが、冬は反応熱なので温かいせいかもしれない。これがなかなか厄介者で、ハトのフンで工場内の床やタンクが汚れてしまうのが悩みの種だ。

昨年のわが社の５Ｓ活動、工場部門の目標は　「ハトを追い払う」　で１５羽のハトを捕獲、須坂の山奥などに放してきた。。が、帰巣本能のあるハトを近くで放しても戻ってきてしまっているのではないかという疑いはある。

現に、ハトの数は一向に減らない。　「食品工場のようなきれいな工場」　を目標とするみすず工業にとってはハトは大敵である。

昨日はなんと事務所のうらで　「タヌキ」　に出くわした。

トイレに行こうと事務所のドアから出た瞬間、向こうから走ってきていたのを、方向を変えて猛ダッシュで逃げ去っていった。

安全担当の袖山課長に至急調査を依頼したところ、どうやら最近ここら周辺ではかなりの有名人らしい。

各所で出没しているところを見るとどこかに住みかがあるに違いない。

小さい頃からタヌキと育ったような環境にいる袖山課長によると子ダヌキだというから、家族で住んでいるのではなかろうか。

食べ物がなくてこんな人里に住まざるを得ないのかもしれない。

餌付けでもしてあげたい気分である。

こんな利害関係者だったら、みすず工業が必要とされてもいいのでは。。。