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2009.01.19

張りつめた空気

創立41周年記念式典

 

中途半端な数字であるが、みすず工業は毎年 1月19日の創業の日に合わせて、創立記念式典を行っている。

昭和43年1月19日

長野市は鶴賀田町の家族5人が暮らす借家に机一つを持ち込み、私の父と母が会社を興して以来41年が経つ。

 

創立の時期が1月ということ、そして事業年度のスタートも1月なので、新年度における方針発表と昨年度の社員表彰を軸にした式典となっているため、毎年開催されるようになっているのだ。

 

私が入社したころは来賓に市会議員の先生やら、取引金融機関などを招き、式典のあとパーティーを行うなど盛大にホテルで開催されていたが、最近は当社の向いにある職業訓練センターで社内だけで行うスタイルになっている。

 

この式典は独特の雰囲気がある。

先代の社長がこの式典を一年の始まりの全社員が集まる重要な会と位置づけていて、挨拶などその気迫で会場が圧倒されるほどであったため、会場の隅々まで緊張の糸が張り詰めていたのが伝統となって、今でもきりりと引き締まった空気感がある。

 

私も先代社長の意思を引き継ぎこの創立記念式典での挨拶や方針発表を大切にしている。

近年はパワーポイントを駆使してできるだけわかりやすい方針説明を心がけている。

今年も張り切って方針説明をしていたら、、、、

終わってみたら30分近くもしゃべっていたことに気付いて、自己嫌悪におちいってしまった。 しゃべりが長すぎる。。。

当初は15分位でと考えていたが自分でしゃべっていても 「くどいな」 と思ってしまった。

 

また、経営方針の発表に続いて、各部門の事業計画もパワーポイントを使い行った。

それぞれの部門長が苦労して作成した 「紙芝居」 は映像もさることながら、自分の言葉で計画を発表しているところに、彼らの成長のあとを感じた。

 

毎年、創立記念式典が終わると、全身の脱力感に襲われる。

今まで張り詰めていた気持ちが解かれるのと、「こういう風にしゃべればよかった」 という強い反省とが体中を包み込むからだ。

 

でも、この式があるから みすず工業は毎年気持ちを新たにして、正しい道をあゆみ始めることができるのだと確信している。

 

今年もこの新年の気持ちを持続して、「折れない」 「ブレない」 経営をしていきたい。