長野での説明会は４回目。

今回はドタキャンは１人、ただし当日キャンセルは数名いた。

当日のキャンセルは電話連絡で直接担当者に申し伝えるのが普通であろうが、自分が学生の頃それをやったであろうか？と問われれば、間違いなくやっていなかっただろう。

自分のころはバブル絶頂期の就職活動で、当時は電話帳ほどの企業紹介の冊子が束になって送りつけられて来て、資料請求でもしようものなら、資料と一緒にテレフォンカードが入ってくる景気の好さであった。

我々学生側も会社に入ってやるのだ、くらいの態度であった。

だから、そのようなことは会社に入ってから覚えればいいことかもしれない。

４回目ともなると社員もなれたもので、学生たちとのフリートークもうまくリードできていた。

４月に入社したばかりの岡澤さんも堂々としたもので話の中に入っていた。

ただ、学生さんたちの雰囲気を見ていると、まだ手探り状態と見て取れた。

本当に行きたい会社だとか自分がやりたいことが見つかっていないので、とりあえず会社を訪問してみて、様子を見てみようかな、という姿勢だった。

したがって全般的に消極的な雰囲気が目立ち、接していた社員も手ごたえが薄かったようだ。

あとは面接でその　人となりを見ていくしかない。

自分のやりたい仕事はこれだ、と見つけられれば人は輝き始めるものである。

最初から光彩をはなつ人の方がまれであるのだから。

それを見る眼が私にあるかどうかだ。