喜びも苦労も　　ともに分かち合う人。

その人の人生を左右するかもしれない自分、その人が及ぼす影響が会社を左右するかもしれない人。

その思いをまた新たにした。

2010年4月入社予定の内定式を行った。

内定式　　といっても特に儀式はするわけではなかったが、担当の黒岩課長が調べたところ、　

「内定証書」　なる通知書を渡すものだ、、とのことで、ひな型まで作成してもらったが、

紙ペラ一枚の書類も形式だけのような気がした。

そこで、今回の内定式には　123ページからなる　「内定証書」　を渡した。

内定式は早々に済ませて、あとは若手社員もつれて食事会に臨んだ。

さて、どこにしようか、やはり同じ釜の飯を食うというやつで鍋でも囲むか、、、とも思ったが、

女性でもあるので、ここは一発最高の雰囲気を目指し、

THE　FUJIYA　GOHONJIN

江戸期より御本陣として栄えた老舗旅館がモダンに生まれ変わり、

往時から賓客をもてなしてきた、三方を庭園で囲まれる　「本陣の間」　を貸し切った。

試しに、先輩の威厳をかけて、そこに掛かる　福沢諭吉の書を何と読むか　　と技術開発チーフに聞いたところ

行流易不　こうりゅうえきふ　　ですか？との答えだった。　　（ボケているのだと思ったが本気だったらしい） 

普段は絶対に立ち入ることのない空間で、みなよそいきになってしまうかと思ったが、

まあゆっくりと話ができたと思う。

まずは、内定の喜びを、入社への期待を皆で分かち合うことができた。

　　不易流行

　　　　　　変わることのない　みすず工業のあるべき姿　を目指して

　　　　　　絶え間なく変化を続ける会社を創ること

　　と私は理解している。