2011.03.4
微兆 一次選考
この3日間マラソンの事ばかり考えていた訳ではない。
2012年卒学生の一次面接
3日間にわたり54人を面接した。
もっとも、5、6人のグループに分けての面接で、私はただ受け答えを聴いているだけだが、
これが意外と疲れるのだ。
学生さんたちは6割が初めての面接あとは2、3回めが多く、ガチガチに緊張しているし、
思い切りガチガチによそいきの自分を創りだしている。
なので、面接の受け答えのうまい下手や、耳触りのよい言葉に惑わされることの無いように気をつけて、
私が見たいのは
彼ら、彼女らの奥底に、ほんの僅かに芽生えている小さな芽
或いは、あるかないかのともし火
その 微かな兆し である。
話している言葉や態度、その人から発しているもの、などを自分の五感を駆使して感じとらなければならない。
表面のみを見るのではなく、内面にあるもの
言葉で表せない目に見えないものを見る作業は結構大変である。
そして、二次選考に進む人を決めなければならない。
これがまた、大変な作業である。
そして、それが会社にとっても、学生にとっても運命の分かれ道になる。
自分の感覚が間違っていない事を信じるしかないけれど。
最後に、
こんな田舎の名もなき中小企業にわざわざ出向いてくれて、
いままで味わったことのない極度の緊張のなか
自分の精いっぱいの力を投入して真剣に答えてくれた学生さんたちに感謝したい
ありがとう。