2011.11.28
長野東高校女子駅伝
どこまでも走れそうな道 と言った人がいた。
土曜日は晴天、久しぶりに丹波島橋のたもとの遊歩道を走ることにした。
といっても善光寺下のスポーツクラブ F×A に車を置いてひたすら南下して6km走るとようやく遊歩道にたどり着く。
調子はいまいちと感じながらも、山々の紅葉の最後を見ながらそして、遠く既に雪化粧をしたアルプスを眺めながらのRunは気持ちがいい。
そして、このランニングコースにきたもう一つの目的は、長野東高校の練習を見られるかな、と思ったから。
長野東高校は、近年玉城先生という名監督が着任以来、県内無敵の女子駅伝チームを作り上げている。
一本道をゆっくりと走っているとやはり練習をしていた。
最初のアップとはいえスピードが違う。
あはようござます、おはようございます、おはようございます、、、、
とまずは風のように抜かれながら一人ずつ挨拶をしてくれるので、こちらも、おわす、おわす、おわす、、、と返すのが大変である。
そして一本道を折り返してすれ違う時には、わき目も振らない。当然挨拶もしない。わき目も振っていないのだがきちんとこちらを見ているから重複して挨拶をしないのだろう。
ほんとうなら、私は一往復したので帰路につかなければならない。
なぜなら帰路は6kmあるのだから。
しかし、もう少し彼女らの練習を見たくてなぜか折り返してしまった。
そうして見てみると、アップも終わりクロカンコースでの練習に入っていて更にスピードアップしていた。
さすがにクロカンコースで走り込んでいるだけのことはあり、腰高の安定したフォームである。
(人の批評は一人前にできる)
さて、そんなフォームを見ていてなおかつ玉城名監督もいるとなると、こちらまでペースが上がってしまう。
そして遊歩道2往復6.4kmを良いペースで走ったおかげで帰路に着くころには完全にスタミナ切れしてしまって、丹波島の橋を渡り切った後は5km歩いてしまった。
今の自分の走力を思い知った情けない結果に終わってしまったが、彼女らの練習に打ち込む姿には感動した。
本来陸上競技は個人のスポーツだが、こと駅伝に関してはチームスポーツ。
アップの時から統制のとれた動きそして時折掛け声をかけながらお互いの気持ちを合わせ、高めていく。
そしてその表情からも走る姿勢からも、彼女らの 「ひたむきさ」 がひしひしと伝わってくるのであった。
久しく忘れていた 「青春」 という言葉を思い出させてくれた。
自分も野球に全てをかけた時があったなあ。
応援します。長野東高校女子駅伝。