2012.04.3
新入社員2012
1年前に決めたことが今ようやく動き出した。
2012入社の二次選考試験で、ドラム缶にくべた木材に例えたのは彼のことである。
見た目は燃えているのか分からないその木材も、いったん新鮮な空気を送り込めば
赤々と炎をあげて燃え始める。
そういう、目には見えずらいが確かな人材を求めてきた。
1名の入社なので入社式などは行わないが、朝礼で彼の紹介をした。
6年間にわたり北海道は網走の地でコケの研究をしてきた、、、、
と紹介したが、本人の挨拶では
社長はコケと言いましたが、湿原の研究を、、、
としっかりと言い直していたところをみて、
やはり芯がある人間だな、と彼の社会人としての第一歩を彼らしく踏み出せたと確信した。
その後は早速新入社員研修でまずは私の経営理念の講義から。
雑談のなかで、何かの拍子に私は60歳までしか社長をやらないと伝えた。
ということは、彼を見守れるのもあと15年。
彼は38歳、もうみすず工業の中心人物となっていることだろう。
そうしたら私も安心して引退することができる。
あとは自由に、自分たちのやりたいことを実現してくれればそれでいい。
引退したら、、、、
マラソン練習に時間をかければ少しは速くなれる、、、、かも。