2012.09.26
野球人
昔、野球人(やきゅうじん)と呼ばれるのがいやで仕方がなかった。
自らが野球人を自負していた親父が好んで使っていた言葉で、息子の私も野球人と呼ばれる事がしばしばあったからだ。
大学卒業後は野球とは無縁の生活(草野球程度)をしていたのでもう一生野球にかかわらなくても良いと思っていた。
(小学生〜大学まで 一生分野球はやってきたつもりだったので)
ところがである。
息子が少年野球、リトルリーグと野球をやりシニアリーグに上がりいよいよ野球らしい野球をやるようになってきて、
なおかつ娘が自分の母校の後輩となり野球部のマネージャーになると俄然、野球人の血が騒ぎ始めた。
しかしである。上には上が居る。
息子が所属するシニアリーグのチームのオヤジたちには筋金入りの野球人がゴロゴロしている。
毎週土日の練習に朝から晩まで付き合い、練習試合の審判は率先してやり、一日中野球談義に花が咲いている。
息子入団以来皆勤賞で参加している野球も好きだが酒飲も好き、暴言吐くのはもっと好き、酒のスーパー(カタカナ)(カタカナ)(ひらがな)の野球人T.T.社長
主審のストライクのジャッジの腕の角度にまでこだわり、自分よりうまい審判は居ないと自負するあまり、非の打ち所の無い審判を目の当たりにしてズボンの裾が短い!となにかひと言言ってしまう野球人
一日中しゃべりまくって騒いでいないと死んでしまうのではないかと思われるうるさい野球人
口は悪いがひょうきんさにかけて右に出る者の居ない野球人上場企業の所長さん
歯ブラシを加えたままソファで寝てしまうくらいヘベレケに飲んでしまう野球人(数字)銀行マン
などなどなどなど
私など野球人の端くれの端くれなのだと思い知らされる強烈な人々である。
共通するのは皆野球を愛してやまない人たちということ。
なぜ、かくも魅了されてしまうのであろうか、、、、野球とは誠に不思議なスポーツである。