2012.10.24
失点率その3
野球は数学である。
7回裏(最終回)もしあそこで わざと1点相手に献上して延長戦に入っていたら、、
8回表に1点とって2−1で勝つと仮定すると
長野東 失点4 ÷ 14イニング =0.285
新潟西 失点4 ÷ 15イニング =0.266
大町 失点4 ÷ 14イニング =-0.285
これでは新潟西に追いつかない
8回表に2点取って3−1で勝つと仮定すると
長野東 失点4 ÷ 14イニング =0.285
新潟西 失点5 ÷ 15イニング =0.333
大町 失点4 ÷ 14イニング =0.285
今度は大町と並んでしまい、直接対決で大町に負けているので多分大町に決定しただろう。
ならば延長9回までやって3−1で勝てば
長野東 失点4 ÷ 15イニング =0.266
新潟西 失点5 ÷ 16イニング =0.312
大町 失点4 ÷ 14イニング =0.285
長野東リーグ全国大会出場決定!!!!!!
数字からすればこういう事である。
が、野球は数学ではない。
今回チームは満身創痍の状態であった。
投手陣のうち、エースとその次の選手が故障で投げられない状態。
それでも初戦大町戦はエースが故障を押して出場2イニングを投げきってベンチに帰ってきたときは
泣いているほどだった。
そして二試合目は打者としてチームを引っ張ってきた選手が登板。
何度というピンチを、スタンドで観ていてもビリビリと感じるほどの気持ちのこもった投球で乗り切ってきた。
そこでわざとワイルドピッチかなにかで点を与える作戦はない。
まして攻撃の方も攻めに攻めた。何回もあったチャンスを生かせずあと1点に泣いた。
どれだけ1点の重さを痛感した事か。。。選手たち自身が感じている事だろう。
この経験を次につなげればいい。
花開くのは、高校野球で、大学野球でよい。
そしてもっと大切なその先の人生において勝利すればよいのである。
さあ、これから長い冬が始まる。一回りもふた周りも成長して春を迎えたい。
野球は教育だ。