2013.04.27
2013敗因 その2
なぜ4時間を切れなかったのか(しつこい)
人生最大のナゾのように思い悩んでいるのだが、
実は周りの人の声を聞くとあっさりと
「急激に体重を落としすぎてスタミナが残っていなかったんでしょ」
と、たいていの人に言われる。
正月に86kgあった体重をベストの76kgにするため、「飢餓作戦」と名付けて壮絶な減量をおこなった。
要するに極端に食べないで、極端に走る。
人間の限界に挑戦でもするかの様な壮絶な減量のおかげでなんとか76kg付近まで体重は減少した。
しかしその結果、減少したのは脂肪とそして筋肉だった。
余分な脂肪は落とすとしても、急激な減量は本来増していかなければならない筋肉までも減らしてしまったキライがある。
専門的に言うと、身体が飢餓状態、炭水化物を抜きすぎて糖質が枯渇すると、自らの筋肉を分解して糖質を脳みそに送り込む、いわゆる「糖新生」が起きるのだ。
脳みそを働かせるエネルギーは糖質のみ、肉をいくら食べてスタミナをつけようと思っても、脳には届かないのである。
つまり、あれだけ走ってはみたものの、肝心の脚に栄養が届かずじまい、したがってトレーニングの効果は無かったということだ。
体重が軽くなったおかげで走れた様なものである。
実は、糖新生については理論上知ってはいたが、まさか自分の身体で実際に起こるとは思っても見なかった。
まあ、そのくらい極端なことをしてしまったということだろう。
世の中で起きる物事の端をかいま見るということは貴重な経験であった。
それではこの敗因をふまえて、これからどう対処すべきなのか。