2013.09.4
須田さんを送る
長かったですね、、、いや短かった様な、、、
送別会の席で訪ねると、須田さんはそうつぶやいた。
送別会の席ということもあり、いつもより沢山飲んでいるのであろうが
淡々としたいつもの調子のままである。
そう、感情を露にせず、目の前の仕事に向き合う。
本当ならば、あの大事故の時、辞めてしまえばどれだけ楽だったであろうか。
それでも須田さんは、仕事をやり続けた、
そしてやり遂げた。
毎日の変わらない日常を淡々と生きる
どんなに暑い日照りの時も、凍てつく冬も、身体を酷使してやり遂げた。
もう、その身体はぼろぼろだったという。
宮沢賢治の詩のような人生だ。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテ怒ラズ
イツモシヅカニワラッテイル
須田和夫
昭和60年入社以来、実に28年間の永きに渡りお勤めいただいた。
イコールゼロで、無事定年退職を迎えてくれた事を、本当に嬉しく思う。