2014.07.29
最後の夏 おまけ
今年の高校野球 夏の大会は劇的だった。
というか 劇 そのものだった。
負けたら終わり、本気と本気のぶつかり合い、
死力を尽くした各校の戦いぶりは、決して強豪ではない高校の試合であっても
観る者に感動を与えてくれた。
我が娘のチームは3回戦で負けてしまい、早々に夏は終わってしまった。
が、娘の夏には続きがあった。
そう、球場アナウンスの仕事だ
各球場のアナウンスはマネージャーの仕事で、準々決勝が娘の順番となった。
この娘のアナウンスがまたうまいのだ(親バカ)
シャワーを浴びる時に必ずといっていいほど 「六甲おろし」
(阪神タイガースの応援歌)を鼻歌で歌う娘はなぜか阪神ファン。
そして当然甲子園へのあこがれも強く、アナウンスも甲子園独特のイントネーションを
真似ているうちに、イントネーションだけでなく、アナウンスそのものもうまくなり、
聴く人ごとに褒められるようになった。
そして、最後の大舞台
決勝戦でもアナウンスの大役を任せられることとなった。
息子の全国大会で決勝戦を観る(聴く)ことは出来なかったが、
試合から、閉会式までつっかえること無くやりとげたそうだ。
幼稚園の年長から中学3年まで 新体操を続けてきた娘が、
高校に入るなりいきなり野球部のマネージャーになった事は今もナゾである。
が、大変なはずの毎日を一つの愚痴もこぼさず、逆に嬉々として練習に参加していた
娘に、最後に大きなご褒美が待っていたという事だろうか。
甲子園のアナウンスも、各県代表が一回戦を任せられるというのも、
マネージャー冥利に尽きると思うのだけどなあ。