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2014.07.22

最後の夏 その2 終わり

昨年負けた先輩たちが応援に駆けつけている

4年前の最後のバッターが来ている

30年前に 準決勝延長10回サヨナラ押し出し で負けた 私が観ている

60年前に負けた大先輩が、熱い眼差して選手を見守る

 

思えば、高校野球は96年に渡る敗者が築き上げてきた壮大なドラマだ。

 

ベスト16をかけた 地球環境高校戦

序盤は自力の差が出て5対0

しかしそこは 「粘りの長野」

四球や単打でコツコツと塁を埋めて、2点をとる

そしてまた突き放される

しかしそこは 「粘りの長野」

またコツコツと2点を取る

 

だがそれまで 8対4で負けて

娘の最後の夏は終わった。

 

選手たちはなかなか球場外へ出て来ない。

わずかな隙間から覗き観ると、皆で気持ちの整理をしているようだ。

その間、ベンチ外の選手も親も、ひと言もしゃべらず待っている。

ようやく落ち着いたのか、泣きはらした眼をして選手が出てきて一礼をする。

が、故障のため投げられなかったエースは泣き崩れて動けなくなってしまった。。

 

誠につらい、

しかし高校野球をやってきた、誰しもが通らなければならない道である。

 

彼らは負けた。

そしてこの負けから得る物は大きい。

 

3年間、毎朝自主練習をやり通した選手

キャッチャーもいないブルペンで一人ネットに向かって黙々と投げていた投手

彼らの努力は実を結ばなかった。。。

 

しかし

一つの目標に向かってひた向きに、愚直に、継続して努力し続けるその

努力力

は彼らのかけがえのない力となって、この先の人生で大きな果実となるのだ。

 

この先、甲子園 は、いたる所に在る。

 

それぞれの 甲子園をみつけ、

それぞれの 人生の甲子園 で勝てば良い。

 

 

男児志を立て郷関を出ず

学若し或る無くんば復た還らず

骨を埋むるぞ何ぞ墳墓の地を期せん

人間至る所青山あり