土曜日の朝、ヘリコプターの音で目がさめた。

大きな事故でもあったのかと思ってテレビをつけてみると、

そうだ、新幹線が金沢まで延伸する日なのだとわかった。

しばらく親しんで、誇らしく思っていた「長野新幹線」の名称が消え

北陸新幹線となってしまった。

ただでさえ、金沢は「北信越の覇者」だと思っている所へ新幹線開通では

すっかり金沢に持って行かれた感があり、少し寂しい気持ちだ。

人の流れも変わるだろう。

長野駅が新装オープンしたことで駅ビル　MI DO RI　に人が流れて、

金沢への延伸で富山へ、金沢へ人は流れる。

おそらくこのことを最も実感できるのが関西方面への出張だろう。

北陸新幹線で金沢まで行き、特急に乗り換えて京都や大阪に行けるのだ。

特急あさまが新幹線に変わり、劇的に時代は変わったが、

今回も時代の変わり目となるのだろう。

この時代の動き、単に人の流れが変わるというだけにとどまらない気がする。

どこかが動くと、時代というものは全体が動き始めるものだ。

この時代の動きに乗り遅れないようにしないと。

まずは東京で酔っ払って寝過ごして長野駅を乗り過ごさないように

気をつけないといけないが。