2015.07.27
夏終その2 2015
840日
彼らは、努力、節制、全力の日々を過ごしてきた。
その840日の幕切れが、甲子園を目の前にしたサヨナラ負けとはあまりにも
残酷すぎる結末であった。
息子の高校が2連覇をかけて臨んだ決勝戦。
ランナーを出すが、あと一本が出ず、延長十回裏、相手にその一本が出た。
冷静に試合を振り返ってみた
試合の流れを決めていく采配に間違いはなかったか、、
間違いは一つもなかった。(両監督さすが)
ただ、采配通りに選手が動けたかというと、そこでわずかにミスが重なってしまった。
試合終了から、閉会式、球場を去るまで、選手たちは慟哭していた。
決勝戦、ここで終わってしまうのと甲子園の晴れ舞台に立てるのではまさに天国と
地獄の分かれ目だ。
甲子園を現実のものとして目指してきた選手たちにとっては、悔やんでも悔やみきれ
ない、やり場のない悲しみが収まらないのは当然のことであったろう。
そんな選手を見送り、我々も終始無言で帰路に着いた。
そういえば、息子に今大会を通じて(というか入学して以来)言葉をかけることも
なかったので、LINEしておいた
「おつかれさま 決勝戦で打てる選手になれ」
と。
さあ、新チーム。
今度はどんなチームに仕上がってくるのだろうか。
楽しみである。