2015.07.25
夏終その1 2015
今年も夏が終わった。(その1)
今年も負けた。
昨年も一昨年も、10年前も30年前も最後には負ける。100年間毎年負けている。
少年の日に兄を見に行ったり、自分がその舞台に立ったり、そして今ではスタンドから
選手たちのプレーを見守っている。
悔しい思いや後悔や、少しの達成感や、いろんな気持ちを育ててくれたのも母校野球部
であった。
今年の我が母校。実力的には弱いチームであった。
だが全力のチームでもあった。
決してかっこいいとはいえない、むしろ不恰好なエースは、背中を丸めてマウンドへ
全力疾走だ。
控えの選手も身体全体を使っての全力応援。
そんな彼らはクジ運も味方して着実に勝ち進み5年ぶりのベスト8を勝ち取った。
準々決勝は流石に地力の差や、犯してはなら無いミスが出て惜しくも敗退したが
試合終了の最後の整列も、全力疾走であった。
久しぶりに 「ひたむき」という言葉の大切さを、彼らに教えてもらった気がする。
ありがとう。
しかし、二年生は気持ちを入れ替え無いといけない。
素質はあるけどいまの意識では勝てないだろうから。