2016.03.9
120ターン
上には上がいるものだ。
120ターンもするのだから。
先日先に逝ってしまった私の酒の師匠
その、担当を引き継いだということで、挨拶に来ていただいた。
ひとしきり、というか簡単に仕事の話し、そして「師匠」が倒れた時のことなど
を話した。
師匠は昼食後の会議に現れないので、どうしたどうした、、となっていたところ、
食事中に隣の人にもたれかかるように倒れてそれきりだったという。
で、話しはマラソンに移る。
マラソンの話題は結構食いついてくれる人が多いので、会話の盛り上がらない
私はつい、マラソンの話題に逃げてしまうキライがある。
「私は、スイミング それもロングディスタンスをやっていまして、、、」
その担当者の方もロングディスタンスつながりで話しを切り出した。
聞いてみれば、ロングディスタンスとは水泳のマラソンのようなもので、
25mプールを3000メートル延々と泳ぐ競技があるそうだ。
景色が変わったり、沿道の声援があるマラソンならいざ知らず、魚でもないのに
水の中でプールの底をみながら、そしてひたすら数えるターンの数
120ターン
上には上がいるものだ。
やけに感心してしまった。