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2016.09.2

ZEROへの道程 ー 二月八日 ー

 

二月八日 鳴砂

朝、久しぶりに起きるのが辛かった。この世で歯痛についでつらいことだ。

案の定列車は混んでいたが思いの外すんなり座れた。おばちゃんがここが空いている

から座れと勧めてくれた。そこで寝ていると今度は上が空いてるから横になれと勧め

てくれた。やっぱり親切なのかなあ。

乗ってから四時間のところで列車の切り離しがあり、また座席がなくなったと思った

らまたおばさんが開けてくれた。おばさんの連れみたいなのが横に立っているけどこ

こはずうずうしく譲らない。インドはずうずうしいのが普通みたいだから。

車内はいろいろな人がいて面白い。

物売りのおばさんが歌を歌ったり、ババアたちは声がでかいし、子供は調子づいて母

親にひっぱたかれてるし。様々でよい。みんな少しも気取っていない。

 

さんざん探しあるいてやっとBeachに来た。やっぱりいい。初めてそして最後になる

であろうアラビア海だ。

さて、海に沈む夕日だ。ペンを休めて見よう。

 

もっとまぶしいと思ったらオレンジ色のまるいつくりものが本当に海に沈んでいくよ

うに見えた。

そう、ここは歩いていてふと気付いたのだが、この砂浜の砂は鳴砂だった。鳴砂の海

岸なんてもちろんはじめて。ほんとにキュッキュッと鳴くんだ。ここに来て良かった。

 

夕食は西洋料理、オムレツ、ゆで卵、パンを食べた。たまには食べたくなるものさ、こ

こまでインド料理しかないとね。

ロッジの近くに教会があった。インドの服着て拝んでいる人がいたが、どうもピンと

こない。ただ、マリア様はしっかりインド人の顔になっていた。

この宿も安くてよいが、本当に泊まるだけにしたい。なんてったって灯りがハダカ電球

一個というのはかなり寂しさを演出してしまうから。しかしここは暑い。どうせ蚊にさ

されるのだろうな。全く蚊までインド人の性格してるんじゃないかと思ってしまうよ。

 

今日は 63.00ルピー

12日計 1262.80ルピー  105.23/day

 

レモンソーダ1.30Rs レモンソーダ1Rs ソーダ1.75Rs 夕めし13.25Rs

列車24Rs バナナ2Rs ソーダ1Rs バス70Rs 宿18Rs

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1990年 インド放浪の記 当時の原文まま