2017.05.26
マスターズ甲子園
読んで字の如し
オヤジたちの甲子園である。(マスターズ甲子園)
近年、小・中学生の野球離れが急加速している。
早慶戦、甲子園、巨人大鵬卵焼きと、連綿と続く国技とも言える野球が、その人気
にあぐらをかいていたツケがまわってきているのだろう。
で、長野県もあわてて(失礼)各団体が対策を協議し始めて、この度
「長野県高校野球OB連盟」 なるものが設立される運びとなった。
いままで大抵の野球部にはOB会があり、活動を行ってきているのだが、横の連携
も図って野球人口の増加に貢献しようというものだ。
で、その目標のひとつとしてマスターズ甲子園がある。
高校野球100年の歴史のなかで、いまも昔も高校球児の夢である甲子園。
その甲子園に各校OBがチームをつくり予選をおこない甲子園を目指そうという
ものだ。
私はもちろんこの趣旨に賛同し、わが母校も長野県予選に参加していき甲子園を
めざしたい。
OB会役員の立場としては。
が、個人の気持ちとしては夢は叶わぬ夢のままそっとしておきたいとも思う。
わずか2年4ヶ月という短い期間であったが、あんなに純粋に真剣に物事に取り
組んで、大変な苦労と努力をしたことは後にも先にもない。
それもこれも、甲子園という魔物のような魅力にとりつかれていたからだ。
であるからこそ私にとっては神聖な場所であるので、足を踏み入れてはいけない
と思ってしまう。
駆け引きと建前と欲望と妬みと脂肪に満ち溢れた、汚れたオジサンが入るところ
ではないのである。
(他のオジさんたちは違います)
ひねくれ性格は直らないな。
3年夏の大会で負けた直後メンバーと撮った一枚。
人生五十年のなかでもっとも純粋だった日。