2020.02.17
絵解き
善光寺から参道を降って十丁ほどだろうか、かるかや山西光寺は「絵解き」の
寺として知られている。
絵解き、とは昔々字が読めない人にもわかりやすいように、絵を指し示して物語を
していくもので、庶民の娯楽として発展していたもの。(近年かるかや山で復活)
銀行の研修会?でこの絵解きのお話を初めてきいた。
刈萱道心と石童丸の親子の悲劇
そして地獄絵図の絵解きである。
おどろおどろしい、地獄絵図をみながら、「悪いことをしたら地獄に落ちる」
との戒めを受けるのだが、まあこの世の人間は全員地獄行きでしょうな。
なにせ、嘘をついてはいけません、お酒を飲んではいけません、などなどあれもこれも
いけませんということだ。(本当にしてはいけないこともあるけれど)
いずれにせよ、あの世では閻魔大王など十王に、繰り返し裁きを受けたうえで行き先
(地獄にも8グレードあるそうな)が決まるということだ。
そうなったらどうにでもなれで、やけのやんぱちだ。どっちの道地獄なのだから。
むしろ地獄を味わいつくした後の輪廻転成=生まれ変わりに期待したい。
生まれ変わったら何になるか。。。
手先が不器用なので職人には慣れないし、商人ははなから向いていない。
なので農民か武士になりたい。