2022.07.5
常念-蝶 登り返し
(前回からつづく)
常念岳から蝶ヶ岳へ、最後の蝶槍への登り返しが目の前に現れた
これは、まずい、、、、、、
どんなに目を凝らしてみても、奈落の底まで下ってから登らなければならない、、、
体力切れで行動不能になり、救助された遭難者がいたなあ、、、と頭をよぎる
ここで、完全安全モードに気持ちを切り替えた
今までは、安全かつスピーディーな行動をしていたのだが、体力温存最優先
まずは、持っていた行動食を全て食べ尽くし、できる限りゆーっくりを徹底した
3−5歩登っては一息つき、を延々と繰り返し、ピークに達するまで我慢する
我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、
出発から9時間と5分
1225 蝶ヶ岳2677m
あとは、下りのみで
1525 無事下山した
今回の教訓
・エネルギー切れ防止のため、行動食を多めに持っていき正解、最後の登り返し
に脚が止まらずに持ちこたえた
・水2Lと多めに持参したので脱水にならずにすんだ
それでもぎりぎり、でも3Lは重いので補給なし2Lでどこまで行けるかの判断
が必要
・朝320出発で、時間余裕あり、夕方までに下山できればよいペースに落とした
結果、体力が切れずにすんだ
・安全最優先で、景色をゆっくり見ている暇がなかった
(心も疲れすぎると感動できない)
で、結論は
「登り返しはするな」