2023.02.27
墓碑銘 -地元の名士-
とある市会議員は、「こんにゃくのような人だ」と評した
良くも悪くも、なことだと理解している
議員として、市長に対し陳情や意見をすると、聴いてはくれるのだけれど、
はっきりと答えが返って来ない
これが、悪い意味ということだと思う
いい意味で言うと、「吸収力がある」ということになると思う
塚田元長野市長が怒ったことを、私は見たことがない
常に、泰然自若としていてしかも、「とりつく島」がある
ひとたびスピーチをすれば田舎ことば丸出しで、常に笑いを引き出しその場を
一気に和やかな雰囲気に持っていくことができる
その語り口をもって、長野五輪招致で世界を相手にして、やりとげた
私の父を(高校の)先輩と立て、後輩の私には「最近の野球部はどうかい」
と気さくに声をかけてくれた
昨秋には入院したときいたが、退院時には電話をいただきいつもと変わらない
調子の声に安心していたのだが、、
塚田 佐
決して偉ぶらない、紳士的で安定した佇まいは「こんにゃく」というよりは
「地元の名士」であっただろう
古き良き、愛すべき、尊敬すべき
地元の名士であった
合掌