山は一気に冬になってしまった

一昨年のように、爺ヶ岳を通過して冷池山荘でテント泊して翌朝、鹿島槍ヶ岳でご来光

の予定だったが、敗退した

理由は寒かったから

もちろん、前日の天気予報を確認（天候、気温、風速）をした上でのことだった

が、何度も登っている比較的楽な山だったせいか、冬装備に抜かりがあった

一番抜かりがあったのは気持ちの部分

稜線に出た瞬間、寒風に吹かれて一気に気力が萎えてしまった

とりあえず爺ヶ岳南峰までは登り、のんびりと時間を過ごしてさあ帰ろうとした頃、

指先が痺れ始めた

もちろん手袋はしていたのだが、これも真冬仕様ではなかったせいか、どんどん

感覚がなくなってきて、これはまずい、早く高度を下げないと、と急いで下山する

はめとなった

結果的に泊まりを断念してよかった

行けば泊まれたであろうが、場合によっては凍傷、最悪は低体温症になっていたかも

しれない

こういう時は、自分の根性の無さが奏功するものだ

この時期、寒さ対策は真冬仕様で