2024.04.22
長野マラソン 2024
関門の魔術師
とでも名乗ろうか、という結果だった。
コロナ罹患の影響がどのくらいあるのだろうか、、戦々恐々でスタート
を切ったが、あとは脚任せで走るしかない。
が、序盤から、今までの練習で痛くなったことのない箇所が傷み始めたり、
善光寺へと向かう登り坂がすでにキツかったりと、「こりゃダメだ」
と早々に気分が落ち込んでしまった。
さあ、こうなってしまったからには、何の楽しみも意欲も湧いてこない。
ただ、脚まかせで淡々と、km表示のラップを取ることだけに集中して
会社前へ。
スペシャルドリンクを同期入社の平出くんからもらって、第一の鬼門
五輪大橋の登りもだらだらと、神が保証してくれる25kmへ。
25kmすぎ、最終5時間ペースランナーに追いつかれた。
すでに神に見放されているので、ここからは人間を頼りに、とすでにキツく
なっていた脚に始めて命令してついていった。
まあ、それも30kmまで。
30kmからはだれも助けてくれない、地獄の一丁目一番地
34kmの関門を6分前で通過、ペースは失速、でまたしても関門通過の時間を
計算しながら走る羽目になった。
かと言って、ペースはもう上がらない。
手前給水所で歩きながら、39km関門通過が閉鎖2分前
そして、最後の栄光の直線に入る。関門は最後の最後41.1kmにある。
最後という気持ちだろうか、不思議と脚が動き始めてペースをあげて、最終関門
も2分前に通過、でゴール
5時間6分35秒でした、と。
まあ、なんとか面目だけは保った。