2011.06.23
宜野座カーブ
永いこと野球に携わってきているが、びっくりするようなことがまだまだ起きる。
息子がリトルリーグに入団してからというもの、審判講習で教わった衝撃のシステム クロックワイズ
もびっくりしたが、更に驚いたのが 宜野座カーブ
我々の現役時代など、カーブ、シュート、スラーダー、フォーク、チェンジアップなどオーソドックスな変化球しかなかったが、近年の野球はツーシーム、カットボールなど様々な変化球が投げられるようになった。
そして息子の試合を観戦していて、野球大好きのお父さんに聞いたのが、宜野座カーブだった。
言葉で説明するのは難しいが、
手の甲をバッターに向けて、返しながらシュート方向に手をひねって振りぬく
そうすると、ストレートと反対方向にボールが回転して縦にストンと落ちる 「魔球」 になるのだ。
宜野座高校の監督が考案したのでその名がつけられたのだが、今までの野球の常識を覆すような発想の投げ方であり、衝撃を受けた。
と同時に、「これだ」と思い、昨日のGHQで早速息子と試してみた。
しかし、これが難しい。
リリースしても球に回転がかからず、すっぽ抜けてただの緩いボールになってしまう。
見るのとやるのでは全然違い、習得できそうな気配すらなかった、、、、、父の場合。
息子はというと、しっかり曲がるではないか。
まだ縦に落ちるカーブとは行かないまでもキレイにブレーキがかかるカーブで、それもきちんとストライクゾーンにコントロールされてきている。
初日にしてこのくらい投げられれば上出来で、球の握り方やリリースの感覚を習得して縦回転と横回転を投げ分けたりしたら、それこそ魔球誕生、天才投手の名をほしいままにした彼の元にあらゆる強豪高校からの勧誘が殺到し、彼の野球人生は洋々たるものになるやもしれない。。。
親父の夢は果てしなく広がる。。。