2009.01.29
89.5
とある熱狂的な(と私が勝手に思っている)ブログの読者より、「林社長のブログの題名は円相場みたいですね」 と言われた。
なるほどそういう見方もあるのか、と感心してしまった。
この数字の題名は早いとこ 85 を切り目指すは 80 アンダーであるが、円相場がそれについてきてしまっては非常に困る。
実はみすず工業も輸出をしている。
廃液から希少なニッケルを固形化して取り出し、製品として売却していて、まだ数量的には微々たるものだが、それでも円相場の影響を実感している。
その、輸出先の会社のアジア地区担当 VICE PRESIDENT が来日、久しぶりに当社を訪れた。
といっても相手は日本人。
関西出身でアメリカに渡り、現地で結婚して早や30年?のキャリアウーマンである。
最初に会ったときから、バイタリティ溢れる女性だなと思いつつ今回もまたその通りの印象の彼女だった。
非常に前向きで気持ちがストレートなところ、だけど日本人的な寛容さを持ち合わせているようなところがあり、彼女なしにはこのビジネスは成り立たなかったものと思われる。
30年も向こうにいると日本語を発音する口に合わなくなるのか、そして時々会話の中に挟まる英単語がネイティブの発音になり、わかったふりをしてわからないことがあるのだが、
impressible
というのはよく分かった。
以前彼女が来たときからさらに技術開発が進んでいたので、当社の取り組みについて再度紹介をして、施設を見学してもらって、最後に漏らしたのが
一言で言って impressible ですね。
このような地方の会社で地道に技術開発に取り組んでいることに対して非常に関心しているとのことだった。
お互いに金属資源の循環ビジネスに対してますます協力することを約束して会社を後にした。
いつもは日本に滞在しても数日程度だそうだが今回は2週間、地元関西に戻って友達にも会えるという。
世界を股にかけてビジネスをしているその姿に こちらこそ
impressible である。