2009.02.5
86.8
おもしろき こともなき世を おもしろく
高杉晋作は辞世に詠んだ。
小6の長女が、新撰組から始まってなぜか幕末の本や資料を読み漁っているので、それを借りて読んでいると、夭折の天才のこの言葉に出会ったのを思いだした。
2月の営業会議。
状況は予想通りで、1月に引き続き2月も お客様の工場は週休3日制である。
工場ごと他へ集約してしまったところもある。
したがってお客様の工場が動いていないのに廃液だけ出て来る訳はないのである。
誰でも理解できる常識的な見解だ。
私は最後にみんなにこう言った。
理由はよくわかる。 よくわかるが、それでよいのか。
目の前の大きな壁を乗り越えようとしなくて未来はない。
できないことを、できるようにする。
このくらい非常識な論理がないと道は開けないと思っている。
やるべきことは分かっている。やるべきことをに真正面から地道に取り組むしか方法はない。
高杉晋作の上の句は、臨終を看取った野村望東尼の下の句に続く
おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなすものは 心なりけり