2009.04.7
ISOのスタート
12月決算のみすず工業は4月だからといって何かが始まるわけではないが、ISOだけは4月から新年度に入ることになっている。
みすず工業が ISO14001 規格を認証取得したのは平成13年3月9日(やはり9に縁がある)。
以来いわゆる PDCA サイクルを回しながら環境にやさしい企業への成長を目指しているわけだが、そもそも、みすず工業の業務自体が環境負荷低減に貢献する仕事であることから、会社の経営目標とISOの目標をかなりリンクさせることができる。
したがって、みすず工業のISOに関する活動は意義があると思っている。
4月になると、私の仕事として
「マネージメントレビュー」 というのがある。
4月の新年度に際して、結果を振り返りあらゆる情報を集約して環境方針やシステムの見直しを図るというものである。
今年度は8年間変わらなかった 「環境方針」 を変更することとした。
当社の特徴として工場排出水の水質管理について重点的に取り組むものとしていたが、すでに排出水の管理は日常的に達成できている 「当たり前」 のことであるため、より未来に向けた方針を定めた。
新環境方針は次の通り
病める地球、病める人間社会。
地球は、人間社会はこのままでは終わってしまう。
誰もが思っていながら終末へのシナリオをあゆみつつある人類。
みすず工業は、その社命とする資源循環をもって循環型社会推進の一翼を担う ことで、
未来に生きるすべての生命のため、地球環境保全に一石を投じていきます。
これを約束するために当社は以下のことを約束します。
1)当社の活動がもたらす環境影響を的確に捉え、環境マネジメントシステムの構築と運用を実行します。
2)環境関連の法規制と当社が同意するその他の要求事項を遵守するとともに、汚染の予防に努めます。
3)環境目的および環境目標の設定と見直し、およびその達成をめざす中で、環境マネジメントシステムの
継続的な改善を図ります。
4)循環型社会の構築に向けて、回収廃液の資源循環に重点的に取り組みます。
5)この環境方針をみすず工業のために働くすべての人に周知するとともに、ほしいという方にお渡しします。
平成21年4月2日 株式会社みすず工業 代表取締役社長 林 宏道