2009.04.21
プチ 御開帳
今、善光寺は七年に一度の御開帳である。
どうやって数えると七年に一度になるのかよくわからないが、わが娘が生まれた丑牛には御開帳になるわけだから、数えで七年目に御開帳となる?
それはいいが、善光寺の本尊は絶対秘仏、歴代の上人様も見たことがないという。
その代わりの前立本尊でさえ普段は帳の中にしまわれているのが、開帳されるのが簡単に言うと御開帳である。
本堂の前には回向柱がたち、その柱と前立本尊が善の綱で結ばれて、回向柱に触った人は前立本尊に触れるのと同じことで誠にありがたき事、ということになる。
二か月という期間中はそれこそごった返すので、滅多に回向柱になど触りにいかない。
触るだけで一時間くらいは並ぶからである。
そうはいっても、やはり御開帳は気になるので先日の休みにジムにいったついでに歩いて境内まで行ってみた。
帰りにぱてぃお大門でお買い物をしたのだが、意外と満足したので紹介しておく。
まずは、甘いのも大好きな私にとって何よりも欠かせないロールケーキ。
江戸期から御本陣をつとめる藤屋の 藤ロール 信州産の素材にこだわった逸品だ。
特に私が世界で一番うまいと思うオブセ牛乳が使われているところがポイント。
そして、もう一店が、こだわりをもつオトナの趣味雑誌「KURA」 が運営する信州銘品館。
信州各地から KURA の眼を通してセレクトされた逸品が並ぶ。
とくに気に入ったのが、軽井沢の高名なフレンチレストラン エルミタージュ ドゥ タムラ のシェフが作るピクルスで、KURAの担当が拝み倒して仕入れた品だ。
御開帳はそのむかし、門前町で商売をする人たちが景気が悪くてどうしようもない時に、善光寺に願い出て御開帳が始まったという。
現在でも商工会議所から請願を受けて御開帳が決まる習わしだが、
さて、今回の御開帳少しは長野の景気回復の刺激となるだろうか。
やはり前立本尊と結縁を結ぶために回向柱を触りにいってこようか。。。
藁をもすがる思いで。