2010.07.7
同じ土俵で見比べる
参議院議員選挙。 盛り上がっているのかいないのか、、、、
まあ盛り上がっているということはなさそうだが、
合同個人演説会があったので聞いてみることにした。
リンカーンフォーラムが始めた公開討論会方式の演説会で、公平性を追求した形式で知られ、徹底した公平性を保つため、演説途中での候補者を応援する拍手の禁止などのルールがある。
この公開討論会に長野県区の立候補者6名が来て、さまざまなテーマで意見を述べた。
厳格なルールのおかげで、全くの同じ土俵で候補者の力量を見比べることができるので、大変参考になった。
まずは目の前で直接話を聞くことにより、候補者本人のキャラクターが良くわかる。
言葉だけでは伝わらない雰囲気、やる気や生気に満ちている様子や、落ち着いた様子、まだ政治家の顔になっていない、など手に取るように分かる。
また、この国のビジョン、財政再建、高齢化対策、、などなどのテーマ別の討論については、得意分野不得意分野が顕著に分かる。
不得意分野になると、言葉はつないでいるものの、何を話したいのか分からなかったり、経験不足なのか自分の持っている引き出しが少なく、薄い内容になってしまったりと、聴き比べてみるとそれぞれの力量が良くわかるのである。
また、主義主張は違えども、熱のこもった志あふれる演説を聞いていると感動すら覚え、人間的に尊敬できる人もいたので、やはり実際に候補者に接することは大事なことである。
投票権というのは誰にでも平等に1票あるのだが、投票に行かない人間は論外として、投票には慎重を期してもらいたいものだ。
合同個人演説会への参加を義務づけて投票をするくらいにしてもいいのではないかと思う。
そのときの気分やテレビのバラエティーのような選挙報道を鵜呑みにして投票していたのでは、
いつまでたっても日本国はよくならないと思う。