2012.04.18
敗因その2
私の性質の特徴の一つに几帳面というものがある。(異議の或る人は多いと思うが)
それが、ただの几帳面ではなく、
変なところに几帳面
これが、「こだわり」 として譲れないところでプラスに発揮されれば誠に良い。
が、どうでもいいことあるいは固執しないほうがいいところに作用してしまうと失敗の原因になる。
今回は何に固執してしまったか。
それはきっと美人であっただろうポニーテールについていくことだ。
長いこと練習をしていて、よく聞かれるのが 「何を考えて走っているの?」ということ。
その言葉の裏には「退屈じゃない?」が隠れているが、退屈などと思ったことは一度もない。
常に考えているのは、まさにランニングそのもの。
腕は振れているか、骨盤の真下に足がきて着地しているか、足首はリラックスしているか、上半身に力は入っていないか、ピッチは170歩/分を刻んでいるか、などなどなどなど
そんな試行錯誤のなかで自覚していたのが、上り坂に弱いということ。
これは脚筋力が弱いことに他ならないのだが、設定したペース(例えば5分40秒/km)で走ろうとしたとき、上り坂はがんばって脚を使わないとペースが落ちてしまう。
これが5分50秒にでもなったものなら、一大事とばかりにペースを必死に戻そうとする、これも変なところに几帳面の性質のせいだ。
前回の長野マラソンでもこのペース設定にとらわれすぎて脚を疲労させてしまったきらいがある。
なので、坂道は休憩場所という事にしていた。
下り坂はもちろんのこと、上り坂もペースを落として無理に脚を使わない。
レース前半はそれを堅実に実行していた、、ポニーテールに出会うまでは。
24kmすぎ、4時間ペースランナーの真鍋未央さんを見つけてぴたりとつき始めたときから、また変な几帳面が出てしまった。
普段車に乗っていると分からないわずかな坂もランナーにとっては負担になる。
真鍋さんは一定のペースを保って我々をリードしてくれる。
もちろん上り坂もだ。
私も「脚を使って」ぴたりとついていく。
どういう訳か、ぴたりと斜め後ろについていないといけない気がしてしまったのがいけなかった。
とにかく周りの人を押しのけてでもポニーテールに触れるがごとくの位置を譲らない勢いでついていった。
上り坂は多少離されても、(それもせいぜい2、3メートル)それを平地で少しづつつめておけばよいのに、、である。
30km過ぎのふたこぶラクダをすぎるところまではそれでも脚は大丈夫だった。
しかし、岩野橋へ向かう堤防道路にむかうわずかな上り、そして岩野橋を渡る短い上りで脚を使い果たしてしまった。
35kmすぎ、嗚呼ポニーテールは遠のいていく。。。
36kmで今年の長野マラソンは終わってしまった。
敗因?それは気にしなくてよいところを変に気にかけてしまう頭の固さであった。
それともう一つ、やはりマラソンは向いていないのではというフィジカルな素質のなさであるとも改めて思った。
(DNA判定の結果が出ているにもかかわらず)
来年は何を目標として走ろうか、、
最後にもう一つ、(steve jobs風)
来年は新しい社名のロゴユニフォームを創ってみなで大挙して出場したい。