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2012.06.11

湯島 くろぎ

 私はまちを歩くのが好きだ。それも知らないまちを。

 

リクルート目的で学生さんと待ち合わせをした時、時間があったので上野、湯島界隈を歩いてみた。

もう2年前のことである。

 

春日通りを一本はいったあたりは、暗くなると怪しいネオンがきらめく雑多な昭和のまち

なのだが、端から端までくまなく歩いてみると、とても雰囲気のよい昭和の店がある。

そんなことで見つけた店の一つが とんかつ井泉 であった。

 

そしてもう一軒見つけておいたのが 当時 「湯島一二一」という変わった名前の店であった。

それを思い出して、本日の大事な懇談の席とした。

 

2年ぶりにその界隈に足を踏み入れてみたものの、その猥雑さは健在、変なところに連れていこうとしていると思われるのではないか、、、と焦りながら路地裏のような細い道へ入っていく。

相変わらず雑多なネオンが反乱しているその中で、ネオンもなしそして店名の看板もなしのその店はあった。

 

店の名前こそ くろぎ に変わっていたが、その店だけがネオン街に取り残された昭和の一軒家のようでまず雰囲気からして間違いないと確信した。

 

2階の個室に案内されると外の喧噪が嘘のように、そして平成の時代ではないかの様な懐かしい雰囲気に心が落ち着く。

 

供される料理の数々、弱冠34歳という大将の黒木さん自らご挨拶と料理の説明をいただくなど、そのサービスと味の質の高さに感動した。

 

大将だけならば分かるが、仲居さんまでも、すべての刺身の産地から魚のしめ方まで諳んじている。

そして箸の進み方をみながらご飯をお持ち帰りにするかどうか訪ねてくる心使いは、マニュアル通りのもてなしが反乱する昨今の飲食店にはない本物のサービスを観させていただいた。

(そのご飯も季節を先取りした 淡路産新玉葱と鱧のご飯で絶品であった。)

 

という訳で、とても気持ちよく食事をさせていただいた。

で、肝心の内容は?

 

様々な事柄を率直に話す事ができたのではないか。

さて、どうなるか。