2012.10.31
ジャカルタ日記
この先 steve jobs が生きていて革新を重ねたと仮定しても、どうしても画面から伝わらないイメージがある。
それはその土地の空気やにおい。
そろそろ霜がおりるかもしれない長野から移動して、降り立ったジャカルタの国際空港は蒸し暑かった。
長野県鍍金工業組合の海外視察研修。
2年に一度の海外研修は前回のタイ王国に次いでの視察であった。
到着後の夜の街をバスで走る。
予想通り、混沌とか雑多とか喧噪とかといった日本語が当てはまる光景が延々と続いて
近代的なビル群の中に入ると車やバイクがせめぎ合う渋滞に従う。
ようやくありついた夕食のインドネシア料理は最初のサラダからして パクチー(カメムシの味)が効いている。
そしてホテル到着チェックイン。
バタンQで起きてみるともう研修初日。
私にとっては練習初日でもある。
ということで、夜明けとともにジャカルタの街を走った。
それが元来の方向音痴。行きたい方角に行けずにただ猛スピードで疾走するバイクたちと共に走っていたにとどまったのだが。
それでも収穫はある。
インドネシアの素顔が かいま見れるのだ。
道ばたで寝ている若者、早朝出勤者むけの簡単な屋台朝食屋、今日の仕事場まで屋台を引っ張るひと、
ゴミをほうきで集める人、ごみ収集の仕事をしている人々、、、
その空気感は実際にこの目で観て感じないと分からない。
そんな素顔をみて感じること。
ひとことで言えば、、、エネルギーに満ちている。
いま日本に残されているかどうか、分からないエネルギーが。
さて、もう出発の時間が、、、本当の研修が始まる。