2014.09.5
採用面接で思うこと
長野県高等学校教員採用試験
もうひとつ言いたいこと。
それは、評価を落とした人の中にも惜しい人が何人もいたということ。
評価の一つの観点として、
英語教諭であるので、その専門性はもちろん、学校では担任を持つことにも
なるわけで、学級運営の能力も見なければならない事になる。
つまり
スペシャリストを選ぶのではなく、ゼネラリストを選ぶ事になる。
ほぼネイティブではないかと思われる様なすごい人でも
その他の雑多な問題に対処する、オールラウンダーの適正はなかったりする。
そういう、飛び抜けた専門性を持った人を
英語コミュニケーションの専任教諭として赴任してもらえば
活きた英語を学ぶことが出来るだろう。
などと考えながら、ぐったりとして帰宅して、
面接の中で話しが出たので、「坂の上の雲」の録画を見た。
一つの能力に飛び抜けて秀でたスペシャリスト。
日露戦争ではそんな軍人たちが戦っていた。
ひとたび交渉を始めると、その場で小便を漏らしてしまうほど熱血な人
日本海海戦の作戦を立案した秋山参謀は天才であったが、奇人
はたまた
Appleの創業者スティーブジョブズは、身障者駐車場に平気で車を止める人
(しかもナンバープレートのつけない車で)
偉大なる指揮者 ロブロフォン・マタチッチは自分で靴のひもも結べない人
などなど
世の中に変革を起こす、感動を与える偉大な人は突き抜けたスペシャリストだ。
そんな才能を活かす事が、今の日本には大切なのだと改めて思ったのだが。
今の社会はそれを許さない。
なんとも歯がゆいことだ。