2015.12.21
冬の器
社長のこだわりシリーズ
夏の冷たい飲み物をお客様に出すためにこだわったのは、
木村ガラスのグラスと、フタバのロゴ入りコースター、イイホシユミコの
これで完璧に揃った。
で、次なるこだわりは暖かい飲み物の器。
今回、かねてより目をつけていた居酒屋の店主が集めていた蕎麦猪口を譲って
いただくこととなり、これに合わせる茶托を探すこととなった。
ネットでいろいろ検索してみたが、「根来塗りの古代朱で大ぶりの漆器」
がなかなか見つからない。
まして漆器は実際に見て触れないと質感がわからない、
ので長野県の漆器といえば木曽の平沢まで足を延ばした。
冬の木曽は観光オフシーズンで漆器のまち平沢も店が開いているのかいないのか
わからないほどの閑散ぶりだ。
そのなかでも、店構えからしてセンスのある店に飛び込んでいろいろと見せて
もらい、納得のいく物を買えた。
光沢を抑えた黒塗りの皿と深い朱塗りの椿皿
どちらも本来茶托ではないが、底広の蕎麦猪口にはこのくらい大きい方がよい。
そして朱の椿皿は、使い込むことにより表面がスレて下地の黒が出てくる頃
この器は完成となる。
なんとも日本の美意識を表した器である。その時が待ち遠しい。
来社の折はおたのしみください。
(器類はすべて自腹なので好き勝手にやっております)