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2015.12.3

ZEROへの道程 ー 十月十日 ー

ZEROへの道程 =創業者 林 襄 の出自から起業、そして現社長林宏道の

生い立ちから社長就任、EQUAL ZERO に至るまでのシリーズブログ

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十月十日 画家のおっさん

 

今日は体育の日だな。

 

なんか、ここへ来てたびのペースがすっかりおちてきてしまったような気がする。

見どころはたくさんあるのだが、早くみてやろうという気になってこない。

長期滞在者はこうして旅のペースをおとしたのだろうか。

だから、あんまりのんびりするのもかえって何もできなくなってしまうので、日程

は早めに組んでおいてもいいかしんない。

アルマス広場で休んでぼうっとしていると、一人の中年男性が、かたことの英語で

話しかけてきた。最初はおきまりの会話だったが、おっさん画家だというのでがぜん

きょうみがわいでてき、おっさんのアパートへ行って絵をみせてもらった。

犬が好きで犬の絵ばかりかいているのだという。うん、たしかにうまい。

おっさんビールが大好きだそうで、ビールをごちそうになっていろいろと?話をした。

自分の写真帳をもってきてアメリカにいたときの友人の日本人の写真をみせてくれた

りもした。

生まれはサンチャゴの南のロスアンジェルスというところで、18才のときに

ミリタリースクールに入るためサンチャゴに出てきたという。軍服を着た写真もあった。

アパートはそうだな、ちょっと広めのワンルームマンションといった風でキッチンが

小さいけどコンパクトに作ってあった。そこで、料理人だ、とさかんにいいながら

とん足とポテトをにてくれた。

家族は、奥さんはもたないのだそうだ。アメリカにいる時いっしょにすんでいた女性

がいたそうだが、彼女にけっこんの意思はなかったらしい。一人ぐらしはさみしく

ないのだろうか。

うーんこうやって見知らぬ土地の人と知りあえる、というのがほんとの旅のだいごみ

だな。いくらきれいな建物をみても旅先で知り合う人たちにくらべたら、なんてこと

なく思えてくる。特にチリの人は人なつっこいのか、よくはなしかけてくるから

そういうチャンスが多い。

最後まで絵をひとつくれないかな、と邪心をもっていたがだめだった。

ビールのよいがまわって、よくもまあホテルまで帰れたと思う。当然この日記は翌日

かいたものだ。

 

ENRIQUE VALBENITO DEL PINO という名

シーフード6500 両替 100=31000

ひる 350 やど 1000 ソフトクリーム 60 ちかてつ 50

 

今日は 2110(6.60ドル)

チリ計 $66.18(16.35ドル/day)

総計 526,38(22.89ドル/day)

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1989年23歳 日記原文 まま

画家のおっさん 生きれいれば80歳をこえているだろうなあ。。