2016.08.18
卓球王国 野球王国
日本選手が負けるのを見たくないせいで、逃げ腰観戦(負けそうな試合は見ない
という逃げの姿勢)をしているオリンピック。
で、特に勝てないのが卓球の対中国戦。
すでに巷では話題となっているが、卓球の絶対王者中国は層が厚すぎて、あらゆる
国に帰化してその国の選手として出場している。
ので、厳密にいうと中国チームだけではなく、中国第二代表的な背景をもつ国とも
対戦しているということだ。
中国から帰化した人がその国を背負ってメダルを狙いに行く、
果たしてその国の国民は嬉しいのだろうか、、、、という論調がある。
ん?似たようなことが日本でも。
高校野球の越境入学がそれ。
青森や熊本の高校などは関西出身の選手が多い。つまり大阪第2、第3代表みたい
な感じだ。
レベルの高い選手がそろう大阪で甲子園に出ようとしたら相当な狭き門になる。
そこで県外の高校へと進学する。
果たしてその県の県民は。
と、率直に思ってしまうが今の時代=高速交通網やインターネットで世界との
距離がない時代において、いつまでも小さな県境にこだわる価値観が合わなく
なってきているのだと思う。
生まれ育った故郷の個性や、しきたりを大切にしたい一方、世の中はどんどん
グローバル=均一化している。
ちょっと寂しい気がする反面、日本は新しい進化の道を進んでいるのだろう
ということで自分を納得させている。(させようとしている)
価値観を変えるというのは口で言えば簡単だが腹の底からそう思うのは難しい。
でもそれができないと時代を捉えられないと思う。