2021.11.4
バトンタッチ
33年の時を経て、2葉の写真が揃った
1988年10月31日
大学時代は鳴かず飛ばずだった
新人戦(1、2年生)のベンチには2度入ったものの、リーグ戦には
全く縁がなかった(実力がなく)
最後の最後、4年秋のリーグ戦の閉会式だけ、ユニフォームを着て参加
することができた
息子のユニフォーム姿を見るためだけに上京してきた親父と、神宮球場で
撮った一枚である
2021年10月29日
息子の4年秋のリーグ戦
やはりずーっとベンチに入れなかったが、最後の最後にベンチ入りして
最後の試合で代打でヒットを放ち、十四年間の野球人生を締めくくった
(親父の目の前でヒットを打つのだから勝負強い親孝行者だ)
あれから33年
社会人になり、親になり、社長になり、いつの間にか時が経ち、
なんという巡り合わせか、親父と同じ歳となり、同じような写真に納まる
こととなった
あとは、親を離れ、自分の人生を生きるのみだ
バトンを渡しきれた
33年後は、まかせた