2022.08.31
墓碑銘 ーアメーバ経営ー
稲盛和夫氏が亡くなられた
一度だけ、長野で講演があったときに聴きに行ったことがある
一代で町工場の京セラを世界企業に押し上げたカリスマ経営者
どれだけのオーラと、迫力・説得力のある話が聞けるのだろう、、と構えて
稲盛氏の登場を待ち構えた
しかし、その登場から話はじめを聴いてみて、大きな期待をもち構えていた
おかげで、拍子抜けをした
(オーラのあるひとは、登場からしてそのオーラが溢れ出している、例えば
小澤征爾のように)
ギラギラ感はなく、話し口も穏やかで、特段力感もなく、いたって等身大に
話は続いていく
結局、目からウロコは落ちなかったのだが、同時に「自分次第」であることも
わかった
経営の原理原則はそう、多くはない
その原理原則をいかに徹底して掘り下げて、それに反しない経営判断をし続けられるか
にかかっているのだと思う
例えば、
新しい事業を実現しようと思ったら、実現したときのありとあらゆる状況が見え
るまで、とことん考えを練りこまないといけない
その通りなのだが、稲盛氏のそれは尋常ではない
稲盛氏の話を聴いてから、何年経つだろう
「自分次第」とわかっていながら、耳が痛い、、
(アメーバ経営まで話がいかなかった)