2012.12.7
悪代官の一味
わしの髪結いやってくれとる人の彼氏の店や、なんちゅうたかな?
加賀の悪代官が美容室に通っている事にまず驚きながら、喜んでその店に連れて行ってもらった。
さて悪代官シリーズ。
今回は私が金沢に行き昼間の打合せを終えて夜の合流となった。
悪代官のほかに同じく青年部で親しくさせていただいている手下(失礼)の
水戸黄門で言うところの助さん格さんの一人、そして由美かおる演じる かげろうお銀(後に疾風のお娟)に同席していただいた。
(こんなブログでも書かなければ、由美かおるの役名など一生知らなかった)
さて、加賀の悪代官様、格さんには 「殿」 と呼ばれていたが上機嫌であった。
二件目はわしの髪結いやってくれとる人の彼氏の店に行くぞ、なんやったけなあ
金沢の冬と言えば蟹。蟹を食べながらお代官様は焼酎のお湯割りとお酒をぐいぐいと召し上がる。
つぎはわしの髪結いやってくれとる彼女の彼氏の店や、なんちゅーたかな、
とご満悦。
と同時に久しぶりの悪代官モードにスイッチオンだ。
そうするといつの間にやら、うちの林をよろしゅうたのむさかいに、、
と私まで手下にされてしまう。
ご満悦のまま二次会に。
わしの髪結いやってくれとる彼女の彼氏は誰や!
と、初めて訪れた店なのだが10分もいると10年来の常連さんがごとく態度がでかくなってきた。
ここはなあ、林!わしの髪結いやってくれとる彼女の彼氏のみせや!ジュリアに傷心(ハートブレイク)歌えや!
これは完全に出来上がりつつある、得意のジントニックをごくごくと何杯も飲み始めると
だんだん大人しくなってきて酔っぱらい悪代官の完成。
皆で抱えながら店を後にした。
外はシャーベットを敷き詰めた様な北陸独特の雪。
寒い夜だったが心は暖かい。
悪代官といいその一味といい、みな気遣いが細やかでとことん人を楽しませてくれようと接待してくれる。
加賀百万石の伝統なのだろうか、いや悪代官の一味だからか、、、
人の事を言えないほど酔っぱらった足取りで、絶対に転ばないように気をつけながらそんな事を考えながら帰った。