2018.01.9
墓碑銘 ー夢ー
私も何度か見かけたことがあるが、サインをするのが嫌いな人であった。
それでもこの人のサインを欲しいという人は多く、側からみていて「怒り出し
はしないか」とハラハラしていたことを覚えている。
そのくらいそこにいるだけで怖い人だった。
一度だけ長野に講演で来た時に食事を共にする機会があったが、やはり怖い人で
あった。(怒っていないのに)
後輩が一堂に会しての食事だったので余計にそう思ったのだろうが、まああれだけ
緊張して食事をしたことも珍しかった(というか無い)が緊張のなかにも、その人
となりに触れることができてた。
一言でいってしまうと「大きな人」だなと。
昨年暮れの殿堂入りパーティーに出席できる機会を逃してしまったのが今となって
は悔やまれる。(機会は大事にしないといけない)
星野仙一
「夢」
サイン嫌いなその人が、サインをせがまれて必ず書く言葉である。
星野仙一の夢、それはまさに野球そのものだったのではないか。
生涯二度と出会えないであろう大きな人だった。
合掌